浦安父子鯱伝説 / 鈴木伸彦
コロコロコミック 1990新年増刊号
千葉・浦安にて漁業を営む天堂親子の元に、漁場を埋め立ててリゾートホテル建設を目論む百目鬼親子が現れる。百目鬼は天堂に対し、立ち退きを受け入れるよう執拗な嫌がらせを繰り返すが、一向に屈する様子はなかった。このままでは埒が明かないと感じた百目鬼は、天堂にある提案を持ち掛ける。それは、百目鬼主催のテトリス大会に双方の息子が参加し、優勝した方が漁場を手に入れるというものだった。下町気質の天堂親子は、売られたケンカは勝って当然と提案を受け入れるが、大会の会場は百目鬼の経営するホテルであり、百目鬼の息子はテトリスの全国大会チャンピオンであった・・・。
ゲームボーイは好きだけど本体は持ってないビンボウな天堂仁 (てんどうじん) くんと、大会チャンピオンになるほどの腕前をもつボンボンの百目鬼慎太郎くんが、テトリスで激突！テトリスの経験値もバックグラウンドも圧倒的な差がある上に、仁くんの集中力を削ぐような仕掛けを会場に施こすまでしていて、完全にアウェーな対決だったけど、土壇場で、仁くんが漁師仕事で培ったスキルを発揮して（さながら百八竜のよう）、数ドット差で見事勝利するeスポ根もの！
